「 共生 」 と 「 再生 」 の物語。

梨木氏は未読であったところ、友人から貸与され、梨木氏の紡ぐ美しい物語に魅せられ、買い直そうと、 このほど、梨木氏の文庫化されたものを全てゲット! 梨木氏の描く情景は、『 ぐるりのこと 』を読了して感じ入り、期待した通り。 情景も心象風景も、梨木氏の言の葉として、確かな心眼と筆でとらまえ、 生き生きと、細やかに、美しく、こちらの胸に染み入って来ます。 特に 植物たちに注がれる慈愛の目線は、たたごとでは ありません。 かといって、特段思い入れたっぷりな押し付けがましい文章なのではなく、むしろ淡々と紡がれているのですが、 研ぎ澄まされ、吟味に吟味を重ねられた、ひとつひとつの言の葉とその流れが自然で美しいです。 『 りかさん 』の前に読まれることをお勧めしたいです。 2008/03/11の日記に詳しいレビューを書きました。