内田氏の本を読むのは初めてだが一気に読み終えた。神戸女学院大学の講義を録音し、その内容を元に加筆して本にするらしい。話し言葉で書かれているのだが、日常では使わないような難しい言葉が出てくる。例えば、理路、拱手傍観、遁辞、眼光紙背など。
本書では、退廃ぶりが顕著なマスメディアがどうしてそうなってしまうのかを説明しているが、これだけにとどまらず、市場原理主義の問題点、社会的共通資本(自然環境、社会的インフラストラクチャー、制度資本など)が独立であるべきこと、さらに本、著作物、著作権、贈与経済(贈与と返礼)など多岐に亘っている。
最後に、「わけのわからない未来」に向かって「自分宛の贈り物を見つけられるもの(価値を見つけようと努力するもの)が生き延びる」というアドバイスをしている。
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