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東京の水谷女子大に通う神立美咲は、東大生の竹内つばさと付き合うようになる。しかし、これが悲劇の始まりで……東大生5人による強制ワイセツ事件をヒントにした長編。東大生が加害者ではなく、偏差値が低い女子大生がノコノコ男たちのマンションについていった、東大生の将来を葬った悪女。そんなネット的な視点もアリで書かれている。「東大」は、やはりブランドなのだろうし、特別な存在。だから弁護士も含めてエリートには”庶民”の気持ちは分からない。お茶、東女、ポン女、津田は相手として兎も角、日藝放送学科の美女は顔とスタイルだけで飽きたら終わり、など各大学の特徴をうまく捉えていて面白い。ただ一つ、姫野氏の母校・青学が出てこないのは遠慮か愛校心か?いずれにしろ、傑作。