私にはもっともな内容であったが。

もとNHKアナウンサーである著者。父・母・兄とわかりあえぬままに死別し、家族とは何かを考える。家族を絶対的な美しい社会構成単位と考える人には受け入れがたい内容であろう。私のように、家族とは血縁で集団生活していながら、そもそも別人格の集団と理解している人間にはきわめて当たり前の話。時代の流れとともに家族の形態も変化し、それぞれの意識も変化して行く。それなのに身内であるからと言うことで親族殺人がより重罪になったり、家族の誰かの悪い評判で他の人の評判も下がったり・・・。そんな部分に疑問を抱く著者は、家族とはどのように考えて行けば良いものなのかをその経験を交えながら問題提議して行く一冊。