米原万里さんのエッセイにはまってしまい、興味を持って購入しました。買ってよかったです。スケールの大きな、壮大な人間ドラマ。私には馴染みの無かった社会主義国の様子がかいま見られます。画一的で非人間的と思いきや、自由で人情に厚いロシア人たちやユニークなクラスメイト、教育熱心な先生方など魅力的な登場人物が沢山出てきます。 少しバレエ界の裏事情なども描いてあるので興味のある方には面白いかもしれません。 オリガ・モリゾヴナは実在した人物だそうですが、こんな踊りの先生がいたら確かに舞踏に興味を持ってしまいますね。 重たいテーマですが作者の人間性と登場人物の強さで、基調が明るいのがいいです。