名著

江戸時代、四国の土佐の海から漂流し、鳥島に漂着。 そこで13年にもわたる無人島生活をした人の話です。 これはすごい。読んでいて衝撃的としか言わざるを得ません。 吉村昭さんの本は初めて読みましたが、ここまで臨場感にあふれていて、 読んでいて水がなければ一緒にのどが渇き、鳥島のあほう鳥の臭いがただよってきたり、仲間が死んで孤独を感じて涙するようなそんな本めったにありません。 ※現地に足を運ばれたりして徹底的に取材しているそうです。 長平(主人公)の心の機微も私にとっては非常に考えさせられるものがありました。 一緒に船に乗っていた仲間が死に一人になったときの絶望感と心の変化。 そこに仲間が増えたときの涙、喜び。 草木も生えない島で生き長らえる為に平穏を求めていたけれど、やっぱり望郷の念はあり、仲間の提言で船で漕ぎ出す所。 是非読んでみて下さい。おすすめです。 ※GoogleMapの航空写真で鳥島の全景が見れます。あの場面はここではないのか、など想像するのも楽しいです。 ※縁日・御みくじなど言葉の由来がなるほど!と思う場面もあります。普段気にしていない言葉にも深い意味があるんだなと思いました。