猫が本を守るという意味を知りたくて読みました。本を解放するために自分の中にある大切な言葉を見つけて心を尽くして語る林太郎を、一段ずつステージを昇らせながら真摯に見守る猫に、善く生きようとする人たちの強い意志を感じました。真実を語る言葉の中にも、思い込みや嘘があるものです。でもその嘘を見つけるのは難しい。自分の経験や読書体験をもとに、主体的にその特異点を見つけられたら素晴らしいと思います。その手引きをしてくれるのが、読みつがれてきた本だということに、あらためて気付かされました。