【中国の時代?】

●オリンピックや万博で盛り上がっている中国ですが、 今やまさに中国の時代かもしれません。 ただしこの小説は10年以上前に発表されており、昨今の 中国ネタに便乗したものではないようです。 清王朝の崩壊期を舞台に、エリートの権化、天をも動かす 「士大夫」の誇りと宦官の意地が絡み合って物語はテンポ よく展開します。 信念に基づいて行動したかっこいい男達の生き様を満喫 できました。 それにしても同時代の日本の先輩諸氏は偉かったとつく づく思います。 国政の舵取りを誤れば、清同様に帝国主義の餌食になって 100年はロスしていたことでしょうから・・ 浅田さんの小説で最も面白いと感じた「天切り松闇がたり」 を★5つとすると、本シリーズは★4つくらいの印象です。