良い出来ですね

怪奇幻想作家を主人公にしたシリーズの三作目ということですが、最初の「編集の記」に登場するだけで、最後までほとんど出てこないまま話が進んで行きます。 関東の一地方に伝わる「斬首された女性たち」の伝承にそって、戦中から戦後にかけて起きる連続殺人事件がテーマになっています。 トリックとしては、ちょっと無理があるような気もしますが、話全体としては、とても面白く、読み終えたこのシリーズ3冊の中では、これが一番好きです。 ただ、首を切り落とす場面があるんですが、もっと血が飛び出るのではないかとか、服が汚れるのではないか・・・などと思うのですが、そんなことは気にならないぐらい話に引きつけられました。 このところこの作者の本を続けて読んでいると言うこともあって、書きぶりぶ含めていろんな部分でなれてきましたので、違和感なく読み進めることが出来ました。