朝食時の混乱をけば、後は良かったです。 朝6時から並んで、6時30分にオープンですが、すごい行列でした。 朝食は、近くにコンビニがあるので、それを部屋で食べるか、牛丼チェーンもあるので、そこで済ませれば良かったと思いました
夢枕獏と言えば、エロスとバイオレンスとオカルトの作家・・・というマイナスイメージがあり、何冊か読みかけましたが、文体もイマイチ好きでは無かったこともあって、これまで敬遠してきました(笑) でも、少し前に岡野玲子さんのコミック「陰陽師」を読んで、その原作も読みたくなり、今更ですが、読んでみることにしました。 安倍清明は、陰陽師・賀茂忠行の下で修行をし、賀茂忠行から陰陽の法を受け継ぎ、時には陰陽の法を見せては人を驚かしていたようで、最初にいくつかのエピソードが語られます。 安倍晴明の友人という設定で、源博雅朝臣と言う武士が登場しますが、二人の関係は、ホームズとワトソンや、御手洗潔と石岡和己のような関係で、源博雅が安倍晴明の屋敷に訪れ、奇妙な話を持ち込み、二人で現場に出向いて行き、それなりの解決をする・・・というストーリー展開です。 コミックと違い、鬼や物の怪が現れても、臨場感がさほど無く、話がさらりと流れて行くので、それなりに読みやすかったのですが、今ひとつインパクトがありませんでした。 コミックを先に読んでしまったのがまずかったのでしょうか・・・?
怪奇幻想作家を主人公にしたシリーズの三作目ということですが、最初の「編集の記」に登場するだけで、最後までほとんど出てこないまま話が進んで行きます。 関東の一地方に伝わる「斬首された女性たち」の伝承にそって、戦中から戦後にかけて起きる連続殺人事件がテーマになっています。 トリックとしては、ちょっと無理があるような気もしますが、話全体としては、とても面白く、読み終えたこのシリーズ3冊の中では、これが一番好きです。 ただ、首を切り落とす場面があるんですが、もっと血が飛び出るのではないかとか、服が汚れるのではないか・・・などと思うのですが、そんなことは気にならないぐらい話に引きつけられました。 このところこの作者の本を続けて読んでいると言うこともあって、書きぶりぶ含めていろんな部分でなれてきましたので、違和感なく読み進めることが出来ました。
怪奇幻想作家を主人公にしたシリーズの一作目になります。 戦後まもなくの近畿地方のある山村を舞台とした話です。 伝記を聞き取るということで、この地を訪れるという設定になっているため、この村の伝承などが述べられていきますが、怪死事件が連続して起こっているのに、聞き取りを続けているところが気になります。そんなことは後回しにして、はやく事件を捜査してほしいところですが、主人公が、探偵役では無いので仕方ないのかもしれません。 さらに、犯人を名指しする場面でも、まだはっきりわかっていない状態で、関係者を集め、事件を紐解いていくのは、ちょっと違和感があります。 しかも、警察を差し置いて、何度も間違った犯人を指摘し、試行錯誤をしながら真犯人にたどり着くところは、(前に読んだ「水魑の如き沈むもの」でも同じ設定なので、こういうパターンなのかもしれませんが)読んでいて、とてももどかしいです。 それでも、ホラーの要素も少なく、全体から受ける雰囲気もいいし、面白く読めました。
前から気になっていた作家です。やはり最初に読むのは1作目から…ということで、これを購入しました。 テンポのある語り口で、面白く読めましたが、視点がいろいろ変わるのが気になります。 メインになるトリックは、よく出来ているとおもいますが、犯人探しではなく、「主人公の大学生が犯人では無い」ことを証明すると言う設定で終わっていれば…という気がします。 犯人の動機や犯人探しのところがイマイチなので、読後感が良くないです。すっきりした感じがしません。 それでも、語り口や登場人物のキャラクターが面白いので、楽しく読めました。
伊賀と甲賀の忍者が、10人ずつでバトルを繰り広げる話です。面白くて一気に読んでしまいました。 徳川家康の命で、孫の竹千代と国千代のどちらを将軍職に就けるかを決めるため、二人を甲賀、伊賀を両陣営につけて戦わせると言う設定です。どちらが勝つかは、歴史が教えてくれているので分かっているのですが、その過程で、両陣営の忍者が、それぞれの特徴を生かした術で死闘を繰り返す醍醐味がたまりません。 また、それぞれの術にそれなりの解説があるのも良いですね。 昔に読んだ、忍者のマンガをふと思い出しましたが、年代から考えると、白土三平や横山光輝の忍者物の原型のようです。 このシリーズは、ちょっとハマってしまいそうです。
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朝食時の混乱をけば、後は良かったです。 朝6時から並んで、6時30分にオープンですが、すごい行列でした。 朝食は、近くにコンビニがあるので、それを部屋で食べるか、牛丼チェーンもあるので、そこで済ませれば良かったと思いました
陰陽師
夢枕獏と言えば、エロスとバイオレンスとオカルトの作家・・・というマイナスイメージがあり、何冊か読みかけましたが、文体もイマイチ好きでは無かったこともあって、これまで敬遠してきました(笑) でも、少し前に岡野玲子さんのコミック「陰陽師」を読んで、その原作も読みたくなり、今更ですが、読んでみることにしました。 安倍清明は、陰陽師・賀茂忠行の下で修行をし、賀茂忠行から陰陽の法を受け継ぎ、時には陰陽の法を見せては人を驚かしていたようで、最初にいくつかのエピソードが語られます。 安倍晴明の友人という設定で、源博雅朝臣と言う武士が登場しますが、二人の関係は、ホームズとワトソンや、御手洗潔と石岡和己のような関係で、源博雅が安倍晴明の屋敷に訪れ、奇妙な話を持ち込み、二人で現場に出向いて行き、それなりの解決をする・・・というストーリー展開です。 コミックと違い、鬼や物の怪が現れても、臨場感がさほど無く、話がさらりと流れて行くので、それなりに読みやすかったのですが、今ひとつインパクトがありませんでした。 コミックを先に読んでしまったのがまずかったのでしょうか・・・?
首無の如き祟るもの
怪奇幻想作家を主人公にしたシリーズの三作目ということですが、最初の「編集の記」に登場するだけで、最後までほとんど出てこないまま話が進んで行きます。 関東の一地方に伝わる「斬首された女性たち」の伝承にそって、戦中から戦後にかけて起きる連続殺人事件がテーマになっています。 トリックとしては、ちょっと無理があるような気もしますが、話全体としては、とても面白く、読み終えたこのシリーズ3冊の中では、これが一番好きです。 ただ、首を切り落とす場面があるんですが、もっと血が飛び出るのではないかとか、服が汚れるのではないか・・・などと思うのですが、そんなことは気にならないぐらい話に引きつけられました。 このところこの作者の本を続けて読んでいると言うこともあって、書きぶりぶ含めていろんな部分でなれてきましたので、違和感なく読み進めることが出来ました。
厭魅の如き憑くもの
怪奇幻想作家を主人公にしたシリーズの一作目になります。 戦後まもなくの近畿地方のある山村を舞台とした話です。 伝記を聞き取るということで、この地を訪れるという設定になっているため、この村の伝承などが述べられていきますが、怪死事件が連続して起こっているのに、聞き取りを続けているところが気になります。そんなことは後回しにして、はやく事件を捜査してほしいところですが、主人公が、探偵役では無いので仕方ないのかもしれません。 さらに、犯人を名指しする場面でも、まだはっきりわかっていない状態で、関係者を集め、事件を紐解いていくのは、ちょっと違和感があります。 しかも、警察を差し置いて、何度も間違った犯人を指摘し、試行錯誤をしながら真犯人にたどり着くところは、(前に読んだ「水魑の如き沈むもの」でも同じ設定なので、こういうパターンなのかもしれませんが)読んでいて、とてももどかしいです。 それでも、ホラーの要素も少なく、全体から受ける雰囲気もいいし、面白く読めました。
密室の鍵貸します
前から気になっていた作家です。やはり最初に読むのは1作目から…ということで、これを購入しました。 テンポのある語り口で、面白く読めましたが、視点がいろいろ変わるのが気になります。 メインになるトリックは、よく出来ているとおもいますが、犯人探しではなく、「主人公の大学生が犯人では無い」ことを証明すると言う設定で終わっていれば…という気がします。 犯人の動機や犯人探しのところがイマイチなので、読後感が良くないです。すっきりした感じがしません。 それでも、語り口や登場人物のキャラクターが面白いので、楽しく読めました。
甲賀忍法帖 山田風太郎ベストコレクション
伊賀と甲賀の忍者が、10人ずつでバトルを繰り広げる話です。面白くて一気に読んでしまいました。 徳川家康の命で、孫の竹千代と国千代のどちらを将軍職に就けるかを決めるため、二人を甲賀、伊賀を両陣営につけて戦わせると言う設定です。どちらが勝つかは、歴史が教えてくれているので分かっているのですが、その過程で、両陣営の忍者が、それぞれの特徴を生かした術で死闘を繰り返す醍醐味がたまりません。 また、それぞれの術にそれなりの解説があるのも良いですね。 昔に読んだ、忍者のマンガをふと思い出しましたが、年代から考えると、白土三平や横山光輝の忍者物の原型のようです。 このシリーズは、ちょっとハマってしまいそうです。