『にょっ記』を読んで以来、穂村弘さんのファンです。文庫化されたので早速購入しました。 別れた彼女に言われた言葉から自分を見つめ直し、自分かわいさの極限まで突き詰めたという著者の自虐的エッセイ集。 ひとりっこ気質で依存心が強い、経験値が低いという著者の日常。笑いにまで昇華させているのはさすがに言葉のプロ。表面的な「だめっぷり」を受け付けない人もいるでしょうが自己を客観的に捉える真摯な姿勢は見事です。 のちのエッセイに比べるとほのぼのとしたゆるい笑いが少ないですが、これはこれでおすすめです。