最初は引きつけられるも、途中からやや失速

色々とお勉強になったし、読んでいる只中では夢中だった。ふと本から目を上げて殺伐とした今の世の中を見回すと、この女性達の世界がよりきらきら輝いているようにも思えた。 しかし、中盤以降からエピソードの繰り返しが多くなり、展開がただの評伝をなぞる感じになってきて、さらに主人公の女性達の言動についていけなくなった。こうした混沌も含めて描きたかったのだろうが、読む側のスタンスが不安定になってきた。この人達をどう読めばよいのだろう。そして、それは自覚的に描こうとした結果なのだろうか。 というわけで、星四つです。