本作は、九州高鍋家から上杉家の養子となり、第9代米沢藩主の座に就いた上杉治憲を主人公に、米沢藩の藩政改革と財政再建を主題にした物語である。当時、日本で最悪の財政状況にあった東北の小藩を、領民への愛を基本に、身分にとらわれない優秀な人材の登用、積極的な地場産業の振興等の大胆な改革により見事に復興させた奇跡の物語である。苦境の米沢藩を舞台にしているが、実は作者は、現代に生きるすべての組織人に、リーダーシップとはこうあるべきだ、、と辛辣に教育を行っている。多くの人に読んでもらいたい作品。