台詞の重み

カルタなどを扱う「雀躍堂」の前社長・戸山福太郎が主人公。引退したにも関わらず出社し、過去の自慢話などで周囲は大迷惑。その福太郎が「老害」仲間を集め、会社の一角に老人専用サロンを設置……まさに周りの迷惑顧みず。テレビドラマを手がけていた内舘氏だけに台詞の面白さは抜群。とりわけ前半は笑わせてくれるが、やや尻すぼみ。オチは、もう少し考えて欲しかった。とはいえ内舘氏もそろそろ老害年齢と意識しての出版か。読んだ私も同年齢。他人様に迷惑を掛けているのではと、少し考えさせられた。