まさにハングマン

中堅ゼネコンの課長が、車道に突き出されトラックに轢かれ死亡。別の課長が駅の階段から転落死。事件を追っていた警視庁の女性刑事、瑠衣の父親で、この会社の課長だった誠也も工事現場で死亡。状況証拠しかなく暗礁に乗り上げる捜査。瑠衣が巡り会ったのは、元刑事で私立探偵の鳥海。いわば私刑を代行する、現代版必殺仕事人。無条件で楽しめる物語だが、中山七里氏にしては珍しいシチュエーションで物語も良く練られている。