イスラム飲酒紀行

アルコール依存症とは著者があとがきで書いているので、何と表現しようかと考えたところ「裏・高野」ではないかと思った。公には飲酒を禁じられているイスラム圏の国々で酒を求めて人格が変わる様は、『怪獣記』などの本編で見せる精力的で楽し気な筆致からは想像できない。しかし、一番驚いたのは第3章のイラン編で登場した、私の故郷・銚子で働いていたという日本語が堪能のイラン人が出てきた時だった。