一巻目を文庫で購入したので、こちらも文庫化されるのを首を長くして待っておりました。 二巻に収録されている作品も、それぞれに風情と趣があり大満足です。各エピソード、淡々とした文体ながら、怖い、ページを繰るにつれてますます怖くなっていく。しかし途中で読みとめるのはもっと怖いので、「助けて、尾端さん!」と守護神のように待ち望むことになります。とはいえ、この尾端さんは戦うわけではありません。話を聞き、理や因を理解し、先方を慮って折り合いをつける、あるいは、それが無理なら流れを変える。力みのない自然体に、これまた安心感があったりするのです。 芙蓉忌:「魅入られる」というのはこのことですかね。 関守:彼女は本当にもといた自分の世界に戻ることができたのでしょうか。 まつとし聞かば:「家猫が行方不明になったときには『まつとし聞かば』と書いておけば戻ってくる」というおまじないですね。戻ってくるのはよいのですが・・・。 魂やどりて:「理(ことわり)」というものをまったく理解しない、尾端さんとは真逆の女性ですねぇ。 水の声:お願い事は、誤解を招かぬようはっきりと! まさくに:本当にいいヒトですわ(人ではないですが)。