下巻はいよいよ白洲次郎の真骨頂。 日本人が日本人であることを誇りに生きられなかった時代、敢然と顔を上げ「従順ならざる唯一の日本人」としてGHQと渡り合う。 日本国憲法の制定やサンフランシスコ講和条約締結の現場に立ち会い、戦後の経済復興のため通産省を立ち上げる。 いやはや。 この筋の通り具合。 めちゃめちゃかっこいい。 三つ揃いを着こなしてちょっと斜に座った下巻の表紙写真がまたいいんだな。 読んでいるときに年代が前後することもあり多少混乱したが、なによりこの密度の濃い彼の人生をここまで読みやすくしてくれたことに感謝。 録画したNHKのドラマも楽しみである。