女性ならでは

下巻の場合、ネタバレに繋がりかねないのでレビューが難しい。女性同士の恋愛は特に性描写に関してリアルであり、もちろん綿矢氏に同性愛の経験があろうとなかろうと、また取材をもとにしていたとしても感じる体のツボを心得ているため、相当のリアリティーは存在する。ただ、性描写に目が向いてしまう分、心理も含め周囲の人物や物語の展開に幾分の粗さを覚えざるを得ない。プロだな、と思ったのは、最後の一行。