日本人は日本人論が好き

この本によると「きょろきょろとして新しいものを外なる世界に求める」態度こそはまさしく日本人(個人でも国家レベルでも)のふるまいの基本パターンだそうです。確かにそう言われればそうですね。 特に興味深かったのは「学ぶ力」(或いは「学ぶ意欲)」の項で、自分にとってそれが死活的に重要であることをいかなる論拠をもっても証明できないにもかかわらず確信できる力のことであり、それをしたらこんな良い事があるという証拠(例えば勉強すればいい学校へ行け、いい会社に入社出来る、とか。まあ、今はその神話も崩壊しつつありますが)が与えられなければ学ぶ気がしないとなれば「先駆的に知る力」は衰微していることになると言う所でしょう。 内田氏はこの「学ぶ力」が日本最大の国力であり、「学ぶ力」を失った日本人に未来はない、とまで言い切っています。 書いてある事はこればかりではなく多岐にわたりますが、是非ご一読を、の1冊でした。