若い人向けのSFです。内容は表題を含む3部構成です。今は多くの人が若い人向けにSFやら妖怪やらエスパーやらが活躍する文庫が出ているようです。そのような中ではもう20年以上も前に出たこの本等は興味を持つ人は少ないかもしれませんが、やさしさ、暖かさにあふれたこの本は、読んだ後に心に何か大切なものを残すであろう素晴しい一冊だと思います。若い人向けなので、割とストレートに物語が進みます。たった一つの冴えたやりかたとは何なのか。その結末は何をもたらすのか。是非読んでもらいたいと思います。蛇足ですが、この小説を読み終える前にハンカチがほしくならなかったらあなたは人間ではないとまで言わしめた本だとの事です。