NHK BSの週刊ブックレヴューで紹介されていたので読んでみました。
「ロリコン」の語源になったことで有名だが、ただのエロ小説と思って読むと痛い目に合います。
確かにエロティックな表現は多々あるのだが、それ以上に各所に散りばめられた言葉遊びが、知的好奇心をくすぐります。ジョイス等と同列に語られるべき作者なのでしょうね。本書には丁寧な注釈が追加されており、二度三度と再読を促している。出来れば原書(英語版)で読みたくなる。
エンターテイメントと言うよりも文学である。しかしながら、プロット自体は「このミス」の翻訳物で選ばれるような作品と較べてもそんなに違いはない。
また、亡命ロシア人がアメリカ文化をどのように描いたのか、そんな読み方も可能である。
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