著者は猫です
そう断言してしまいたくなる程、猫に対する愛情が
ひしひしと伝わってくる物語でした。
8歳の少年ピーターは猫が大好き。
でもばあやは猫が苦手なので家で飼う事が出来ません。
ある時通りの向いにいた猫を触りたくて道路を渡ったら交通事故に遭い、
ピーター自身が猫になってしまいました。
ばあやにはそんな事が分らなかったので、家を追い出されてしまいます。
心は人間のまま街中に放り出されて、行くあてもなく人間に蹴られ、
車に轢かれそうになり飢えながら辿り着いた倉庫で休んでいたらボス猫に
叩きのめされて、半分死にかけていた所を雌猫のジェニィに助けられます。
そしてジェニィによって猫としてのモラルやノウハウを学びます。
とにかくまずはピーターが飢えていたのでジェニィがネズミを捕ってきて
くれましたが、ネズミなんか食べた事もないし気持ち悪い。
でも勇気をだして食べてみた所あまりにも美味しくて全部食べてしまいました。あばら骨が見える程痩せて飢えていたジェニィはそんなピーターを咎めるどころか、全然気にする事もなく本当に嬉しそうな顔をして微笑みます。
このエピソードでジェニィがどんなに素晴らしい猫か分かっていただけたと思います。そして二匹の猫は船旅をしたり、その先で起こった事故や事件、
人間との関わり等を通して多くを学び成長してお互いが必要な存在である事を認識してゆきます。猫の世界にも裕福な家猫や途中で捨てられてしまった猫、初めから親のいない宿無しなど様々です。
擬猫化したヒューマンドラマといった所でしょうか。
今後猫に出会ったら話しかけてしまいそうです。
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