モンゴメリの信仰、希望、愛。

モンゴメリが牧師夫人と知って、懐かしい「赤毛のアン」を読んでみたくなった。 と言っても小学生の頃に私が読んだのは、映画を書籍化したオールカラー「赤毛のアン」(金の星社)だったので、原作からは遠い作品だったらしい。今回購入時に、村岡花子さんの訳と松本侑子さんの訳と迷い、色々調べて知った。 最初の「赤毛のアン」から30年以上も経って、やっと本物のアンに、それも世界初の全文訳・訳註付きで出会えて本当に感動した。 何よりクリスチャンの私にとって、金の星社の「赤毛のアン」には登場しなかったアラン夫人(牧師夫人)の存在が心に響いた。 執筆当時、モンゴメリは牧師と婚約中だったことから、自身の未来を夢描くように、理想の姿としてアラン夫人を書いたのかもしれない。 本文P.273より ほかの人にいい影響を与えるように、いつも気を配りなさいね、とアラン夫人は言われたの。夫人は、どんなことだって、それはすてきに話すの。信仰がこんなに楽しいものだとは、知らなかったわ。信仰って、陰気なものだとずっと思っていたけど、アラン夫人は違うの。アラン夫人のようになれるなら、私もクリスチャンになりたいわ。 本文P.369より だって、アラン夫人に包み隠さずお話ししたいのに、賭事をしたなんて言えないもの。牧師の奥さんに言えないようなことは、悪いに決まっているわ。牧師夫人がお友だちだと、良心がもう一つ余分にあるみたいで、いいわね。 モンゴメリの神への愛なくして「赤毛のアン」は生まれない。クリスチャンは福音を宣べ伝える使命がある。彼女の忠実な働きは神に祝福され「赤毛のアン」は世界的に有名な文学作品となり、今日まで多くの人に愛され希望を与え続けている。また長い年月を経て、松本侑子さんによって全文訳・訳註付きで出版されたことにも、神の摂理を感じる。この神を心から賛美し、アンと出会えたことに感謝の祈りを捧げたい。 「愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、高ぶらない。礼を失せず、自分の利益を求めず、いらだたず、恨みを抱かない。不義を喜ばず、真実を喜ぶ。すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える。愛は決して滅びない」 「赤毛のアン」を読むと浮かぶ聖句の一つ。 コリントの信徒への手紙一13章4節から8節a 新約聖書(新共同訳)から引用。