人は訓練次第で兵器になる。

アメリカの軍隊で教科書にもなっているという本書。 どうやったら普通の人を殺人マシーンに改造できるか、が 書いてあるが、決して殺人マニュアルではない。 むしろ、軍隊でどのようなことが行われていて、それが のちの人生にどう影響するか、そして、戦闘後にどうやって ガス抜きをしているか、なんかが書いてある。 アメリカ映画なんかで、よく戦争から帰還した人を 讃えるパレードの映像なんかが描かれているが、あれが どれほど必要なことかも本書を読めばわかる。 無差別殺人が多発する現代、人を殺すということが どれほどその人間に負荷のかかるものか、そしてのちの 人生にどれぐらい影響を与えるか、を思い知らされる 一冊。 よくアメリカの話で、暴力的なシーンのある映画や ゲームが殺人を犯す人間を作り上げる、というような 話を聞くが、本書を読めば、なるほど納得である。 ただし、軍隊とは違うので、ストレートに誰にでも 適応できるわけではないと思うが。 いろんな意味で、いろんな部分でとても勉強になったし 考えさせられる一冊だった。 ちょっと分厚いですが、オススメの一冊です。