無償の愛
マズローの欲求5段階説は、心理学関係の文献なら、たいてい紹介されており、
生理的→安全→社会的→承認→自己実現の順に、欲求が進んでいくとのこと。
言い換えれば、衣食住充足→健康等保持→集団参加→賞賛獲得→創造活動の順番だが、
富豪が寄付するような場合もあり、後に6段階目(自己超越欲求)を加えたらしい。
人の欲求が、人を行動させることによって、その人を成長させるとしても、
国境なき医師団や記者、コロナ渦での保健医療機関、温暖化に対する国際社会など、
危険下などでも人のために尽力する例もあり、欲求はこの順番通りに進むとは限らず、
前の欲求が叶えられないと、後の欲求が肥大化するとも言い切れない。
作中での盗作者や罪を犯した遺族にも、良心らしいもの(欲求とは別物か)があり、
主人公は犯罪者を前にしても怖がらず、文学問題に文学で応じた(結末部分の発見)し、
その他、純文学界の重鎮や、たぶんこの小説の著者にも、同説は当てはまりにくい。
芸術は現実を反映し、偽物の芸術も現実からは離れられない(宇宙生物の正体とか)。
松岡さんの作品には感動部分が多く、いかに生きるべきかを考えさせてくれる。
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