この著者に駄作なし!

そもそもは、札幌ドームのお偉いさんの対応が塩過ぎたことで起こった話ではありますが、その部分は敢えて掘り下げず、かつ、誰かを善玉、悪玉に仕立てることなく、それぞれの立場の主要人物の心情、行動、発言を丹念に織り込んだ力作です。出張の道中で一気に読んでしまいましたが、涙腺が決壊し、ハンカチが登場することが度々あり、隣の人に怪しまれてしまいました…。(追伸)この本を読むまで、「札幌ドームの人(市の役人)はどうしてこんなに高飛車でアホなの?」と思っていたのですが、札幌という都市ができた経緯(歴史)についても、サラッと触れることで、「だから、そういうことやらかしてしまうのね…」の思考回路が見えたような気がしています。この方々が札幌オリンピックを推進すると、札幌の方々にとって、後にかなりまずいことが起こりそう…と強く思います(笑)。