前の巻に比べると動きはある

前の巻でひたすら解説されていた新たな敵を相手に、ようやく動き出したという感じです。 この巻を通して、ちょっと変わった描写になっていますが、そのことに対してはそれほど違和感はありません。ロシア編同様、中心になっている人物がころころ変わりますが、今回はそれぞれが連携して動いているので、話がわかりにくくなるという心配もありません。 ストーリーで言えば、(一部のファンにとって)お待ちかねの美琴が当麻と行動を共にしていますが、残念ながら活躍の場は少ないです。他にも登場人物が多いので、ある程度は仕方ないのですが…表紙を飾ってるくらいなんだし、もう少し出しても良かったのではないかと思います。 展開については、科学と魔術が同じ舞台に立つようになり、ようやくこのシリーズの設定が少しは活用されるようになってきたかと。とは言え、魔術師 V.S. 超能力者という構図には到ってないので、まだまだ魔術側に比重が傾いてはいますが。 あと、話が進むごとに、話の規模が大きくなりすぎていると感じています。最初の方は、1人の女の子を助けるために戦っているという話が多かったのですが、最近は世界の存亡を賭けて戦うみたいな話ばっかり。人によって好みは変わるでしょうが、私はもっと小規模でわかりやすい目的のために戦っている方が好きですね。