マキャベリは何を見たか

本書は3分冊の1冊目であるが、作者本人を述べるように本書は「マキャベリは何を見たか」が描かれる。具体的には、メディチ家の台頭、「イル・マニフィーコ」ロレンツォの支配、ロレンツォの死とメディチ家のフィレンツィ追放、サヴォナローラの神権政治とその崩壊である。ここではフィレンツェ史が中心であり、マキャベリは脇役(傍観者)である。この1冊はフィレンツェ史概要としても楽しめる本である。 なお、佐藤優氏の解説は蛇足だと思う。