アジア悶絶編

著者との出会いは「だいたい四国八十八ヶ所」で、いいおっさんになった著者の文章を体験した後で読むデビュー作は、狂おしいまでにバカバカしく、なおかつ自費出版という驚きの作品。世界のちょっと危なめな国で、ちょっと危ない目に遭いながら、それをものともしない若さ。中国人女性とのロマンス。若さの中にある見当違いな真面目さ。すべてが素晴らしい。しかも、解説者にまで影響を及ぼす文体。おもしろいっ!