力量不足

中学時代、吹奏楽部に所属していた主人公は、既に燃え尽き、高校では帰宅部も視野に入れていたが、たまたま有力中学から来た同級生の影響などもあって再び、吹奏楽を始める。この高校の吹奏楽部は7年前、全国制覇を成し遂げているものの、その後は鳴かず飛ばず。そんな時、往時の部長が指揮者として着任、主人公は1年生ながら部長に抜擢されてしまう。熱血スポ根といった塩梅の青春小説だが、あまりにも筋立てが粗い。人間はもとより学内の諸問題などが全く描かれておらず、消化不良。褒めて良いのは表紙絵だけ。