シオラン思想の全容に迫る力作

ショーペンハウアーとニーチェの流れを汲み、徹底したペシミストで辛烈なアフォリズムで有名なシオランについては私も多くの著作を読んできましたが、この大谷氏の著作ほどその生涯と日本ではほとんど知られていないルーマニア語による著作の紹介も充実していて、シオランの全容を把握するには専門書をも超える最適の入門書であると思います。 シオラン思想が初めての人も、愛読者もぜひ読まれることをお勧めします。