少女誌連載中の『溺れるナイフ』と平行して、ヤング誌に発表している作品。 ジョージ朝倉は女性作家にしては珍しく、創作意欲が旺盛なのだな、と思う。 あいかわらずこの人らしいダイナミックな画面使いと、不安定な感情の機微と、それからたんたんと胸を突き刺す言葉。 「事故ったお友だち」を見舞い続ける京ちゃんの、はずした目線が切ない。 うらぎる、ってまさにこのことだよね。 目と目が合わないのは、もう歯車が狂った証拠。 目をそらし続けるのは、逃げ続けるのは、真実から。