謙虚な慎太郎

夫々の自宅は十数キロしか離れていないそうだが、曽野綾子氏は文壇やパーティー嫌い。石原慎太郎氏は政界に進出した時期もあって、数十年ぶりの再会、そして対談となった。とはいえ、海が好きで肉体派の石原氏と、家庭に籠るタイプの曾野氏は対照的。また、石原氏が法華経の現代語訳を認めたのに対し、曽野氏はクリスチャン。「死」について語り合うも多分に平行線。それでも面白く読ませるのは、発行人・見城徹氏の腕か。意外なことに言いたい放題、暴走老人の石原氏が大人しいのは、曽野氏の謙虚さに影響されたのか。