前半はピザ回。 農業にかかわる学科、科目の守備範囲の広さが描かれています。まあ全部揃っているようなスーパー農業高校なんてのは北海道のような農業が盛んな地域でしかないのでしょうが。。 工業系も守備範囲はかなり広いのですが、生き物にかかわる分、農業系のほうが広い分野をカバーしている気がします。 しかし、農機具や重機、生産機械といった機械類や電気設備の設計・生産・修理、道路造成や圃場整備のような土木・建築部分は工業系が得意とするところでもあり、工業高校がご近所(?)という設定もなかなか面白いですね。 高校の理科でいう「生物」や「化学」系の学科に女子生徒が集中しがちで、基本男社会なところは似たり寄ったりで、それは大学も同じ、、思い出したら少し涙出てきた。。 後半は北海道のとてつもない大自然と、大規模農家いろいろ探訪のようなお話。 どんなに機械化、省力化を進めても、最終的には人の数と力が必要となり、それが畜産業の労働者不足、後継者不足に繋がる・・といったお話です。 その点、植物相手の農業はまだマシで、機械化、省力化が徐々に進み、野菜工場のように無人化に近いところまで持っていける可能性があります。 …が、それを実現するには電気をはじめとするエネルギーが必要な訳で、原子力発電からの脱却を目指すのはいいけれど、農業の効率化、省力化をすすめて、食料自給率のアップと収穫の安定化、農業従事者の負担軽減と食品の低価格化といった諸問題解決へのハードルは以前よりも上がってしまったなぁ、と、思ってみたり。 ※) 以下、本作と全く関係ない話。 原発に関しては政治的、外交的、軍事的、エネルギー政策的(確保・輸入)な面を考えると、継続しない訳にはいかないと思ってます。高速増殖炉が実用できた暁にはエネルギー問題の半分は解消されるかも知れません。 しかし、原発技術の高度化、安全化を完璧なまでに築き上げたとしても、政治や行政、事業主(経営者)といったヒューマン因子によって完璧性は簡単に崩れてしまいます。 大事なのは、技術開発や完璧性を築くところではなく、技術や施設を何十年も適正に運用し続けていくことです。 そしてそれは、原発を完璧に建設よりも遥かに困難だよなぁ、と、技術屋の真似ごとしている私は思う訳です。 というわけで「原発、継続するぞするぞ」詐欺でエネルギー輸入価格の足元を見られないよう外交努力するのが現実的かな!?