猪瀬さんの辞任問題でさらに有名になった徳洲会。その徳洲会を率いる徳田虎雄氏のルポルタージュ。 いや、エネルギッシュ。すさまじい、といった表現がぴったりの人物です。 ALSという難病に取りつかれてなお、徳洲会の頂点に君臨し続ける徳田氏。その破天荒な生き方を生い立ちからつぶさに取材して描いています。 著者の多岐にわたる取材量だけでもハンパないなとため息が出ますが、とにかく、描かれている徳田氏のパワフルさに圧倒され、読んでいるこちらがなんだか疲れたような気がしてしまいます。読むほうもエネルギーが要ります。 ある意味魅力的な人物として描かれ、読み進むうちに彼のやり方を肯定してしまいそうになりますが、著者の俯瞰した目線や反対の立場の人物の意見もちゃんと随所に散らばっているのでそのたびに正位置に引き戻されます。 興味がつきない人物ですね。彼の病気もさらに進行していくのだろうし、今後徳洲会はどこへ行くのでしょう。