日本の良さ日本人の良さを気付かせてくれる

韓国では物事の白黒をはっきりさせる、形などでは左右完全対称を求める、色では刺激のある目立つ色を好むなどの傾向が強いようで、それは欧米でも同様なのでしょう。しかし日本人は物事に曖昧さを持たせる、茶器のようにどこか歪んだような形に惹かれる、色はケバケバした色より穏やかな色合いを好むなどの傾向がある、著者は長年の日本生活から母国韓国と日本との違いを肌身を持って体験し且つ研究しておられます。そして日本人の「良さ」を見つけ出し、その良さが決して独りよがりで井の中の蛙などではなく、世界に誇れる良さであると言っておられるようです。著者は韓国に居た若い頃には反日教育を受けて育った人ですが、日本への留学を契機にかつて教わったことと現実の日本との違いに苦しみ、悩み、ついには韓国で教わった教育が間違っていたことに気付き、今では日本人以上に日本人の良さを理解しておられる存在になられたようです。ぶ厚くなく、読み易く、日本人に対する優しさが感じられる良い本です。著者は帰化されて現在は日本人になられました。