・前巻が、「海神の娘」一人一人が選ばれ、嫁ぎ、没するまでを描いた独立した話の短編集だった。故に一編ごとは短くて手軽な半面、話が駆け足でよく分からなかった。一方、今巻は沙来・沙文の二島が滅び、「新たな沙文」になろうとする物語。 ・海神がつかみどころがない。人間をもてあそんでいるのでは? 人間からは全知全能とされているわりに、『ドラクエ4』の主人公の悲劇の根源で、『5』でもポンコツで魔王の侵攻を許したマスタードラゴンとかぶって見える。 ・重い話ではあったが、領主の宿命というものが良く描かれていた。