2015年に既に読んでいた『怪獣記』を改題したものだった。しかし、既読感がなく楽しめた。単に忘れていただけだが……。本書のカバー写真は、結末を読むとジワジワ面白さを感じる。著者が偶然新婚旅行で訪れたワン湖。そこで目撃されたというジャナワールを追って、高野、末澤、森トリオが、現地ガイド・エンギンとドライバー兼ジャーナリスト・イヒサンと共に怪獣調査をした。トルコの政治問題、特にクルド人問題のリポートも興味深い。だが、白眉はワン湖南岸で謎の物体を目撃したことだろう。解説が調査に同行した末澤くん。これも良かった。