成長したアンに出会えます。

松本侑子さんの全文訳・赤毛のアンがおもしろくて、ホワイトデーのプレゼントに「アンの青春」「アンの愛情」を夫に買ってもらいました。 届くまでの間「赤毛のアン」を再読しましたが、やはり何度読んでも味わい深く、ますますモンゴメリの描くプリンス・エドワード島の豊かな自然、キリスト教の世界観に親しみが増します。 そんなわけで「アンの青春」「アンの愛情」も、それぞれ2回ずつ読みました。 感動したのはアンの成長ぶり! こんなに大人になったなんて……さらに登場人物が増えて、アンの魅力も様々な角度から引き出され、着々と「アンの愛情」への準備になっている気がします。 少女のアンがミス・ラベンダーと出会い、彼女のほろ苦い恋愛から多くを学び、そして40代の男女に生まれるロマンスの手助けもする……ハッピー・エンドで気持ちいい読後感でした。 それにしても今から100年近く前の物語なのに、女性が社会で自力して活躍する姿を(それを良しと思わない古風な女性たちも含めて)見事に描いていて、共感する場面が多数。 周囲の反応がどうあれ関係なく、相変わらず夢と野心を抱き続けるアン。その輝きがギルバートに素晴らしい影響をもたらしていて……「神様はお互いを助けるために男女を作られたのです」ミス・ラベンダーの言葉が、改めて重みを持ちました。 これ以上ないくらい、素敵なホワイトデーのプレゼントになり感謝。何度見ても飽きない美しい装丁も大好きです。