待望の兵器・・・ではなく弊機の最新刊です。邦訳としては、二つ前の長編「ネットワークエフェクト」の続きにあたります。前作から期間があいたためか、「ネットワークエフェクト」のあらすじが巻頭に記載されていましたが、はっきりいって時間だけでなく物理的(紙面的)にも無駄で愚かなお世話です・・・と弊機ならつぶやくでしょう(心の中で)。冒頭に一文注釈を入れた上で巻末に付録として収録すべきでしょう(弊機風)。人間の私でもまだるっこしかったです。マニュアルの類でもこの手のコンテンツは巻末の付録です。 そもそも本シリーズは「マーダーボット・ダイアリー」と冠されているように、弊機が大変・・・ではなく体験した日々の出来事を弊機の視点で独語するものです。そのためかどうやら長編とは相性が悪い印象です。特に今回は冒頭の弊機のぐだぐだ感を弊機が淡々かつぐるぐると綴るだけで、没入するのが非常に難しかったです。特にこの前半で著者が意識しているのかいないのか「弊機ならこう考えるはず」とか「弊機ならこうするはず」的フレーズが多く、乗り切ることができませんでした。 やはりダイアリーで長編を引っ張るのは難しいようです。シリーズ物のドラマのように中編3本立てで1本のストーリーとした方が、本作の良さが引き立つように感じます。 というわけで★三つです。