織豊時代は著者も力が入ったのか、歴史の「もしも」に触れる記述が多かった。大陸の先進技術、輸入品などで財力をました宗教勢力が、自衛のための戦力を保持する経緯もよくわかった。そして、宗派を優先させて国家を考えない勢力から、信長から秀吉にかけてその権力を削いでいく動きも納得できる。海外からの銭貨に頼ったのは、日本に銅を精製する技術が乏しかったためで、経済の原則からデフレとなり、それが米本位制につながっていく。もし、信長が暗殺されずに、金銭を主体とした経済が発達していたとしたら……?!