50代後半の自分……65歳国民年金支給となった現在、60歳定年は過去のものとなった。でも、退職後の就活が現実のものとなった今、ふと惹かれて本書を手に取った。主人公の妙子は無鉄砲にも60歳で永年勤めた会社を退職し、再就職をするも巧くいかず、ハローワーク、資格取得などあがく様子が痛々しい。しかし、娘の養子となった少女のおかげで、妙子が変わり、やがて娘も変わっていく。定年就活ではなく、家族の在り方が印象に残る作品だった。