金字塔
私にとってファンタジー小説にのめりこむきっかけになった作品です。
実は、シリーズ関連物としてドルー家の子供たちとメリオンの活躍を描いた作品(「コンウォールの聖杯」)が、この前に一作あります(版権の関係か別の出版社から刊行。いつか大人の事情が解消されて一本化されることを願っています)。
映画化とともに復刻されてよかったです。
当時は各刊に読み応えのある作品解説(あとがき)がついていました。
たとえば本作では「本シリーズでは、光の使いであっても人の心や記憶を操作するといった記述があるため賛否両論である」といった下りが記憶に焼き付いています。
幼心に「荒唐無稽な絵空事をつづったエンターテインメント小説になるか、はたまた後世に読み継がれる古典ファンタジー小説になるか、それは微妙なラインなんだなぁ」と考えさせられました。
遥か時を経て読み返してみても、やはり圧倒的な世界観と筆力にうならずにはいられません。
映画の方はエンターテインメントとして作られたのか残念な感じでしたが、作品としては、ぜひ後世まで残ってほしいです。
あとがきがなくなっていたので、一つ減点しました。
他のユーザのコメント