戦前の挙国一致体制下でも電力の「民営化」を維持しようとした「電力の鬼」松永安左エ門と、戦後の原子力発電の事実上の「国営化」をもたらした(国家・役人との緊張関係を無くした)平岩外四元東電社長を対比させ、その差を今回のフクシマ原発事故の原因の深層にあるものと見る著者の視点には、強い説得力を感じる。