使い方や省エネの役に立つトリビア満載

著者は、ネットワーク、IT、先端技術分野を中心に活躍するフリージャーナリストの西田宗千佳さん。 洗濯機、冷蔵庫、掃除機など身近な家電の変遷を取り上げ、紹介されるトリビアは、家電の正しい使い方や省エネの役に立つものばかりだ。 サイクロン掃除機には「完全にホコリを分離できないという欠点」(50ページ)があるため、「特に、粉じんが多い場所で使う頻度が高いなら、サイクロン式より紙パック式のほうが向いて」いるという。 ロボット型掃除機については、「一般的な掃除機に比べて吸引力を抑えたロボット型掃除機は、『最後は人がカバーする』ことを前提にした掃除機」(57ページ)という。 電子レンジが無線LANと同じ周波数帯域2.4GHzを使っていることについて、「『水の加熱に適した帯域だから』と言われることもありますが、実は大きな関連性はありません」(65ページ)そうだ。アメリカでは915MHzも使われているという。 エアコンの除湿機能は、「暖房機能を使って冷えた空気を温め直すことで、気温の調節」(173ページ)を行っているという。このため、除湿は冷房より電気を多く消費する場合があるという。 ヒトの「ヒゲの硬さは、同じ太さの銅線と同程度」(195ページ)という。硬いヒゲをカッとするため、高級シェーバーの刃には、日本刀と同じ技術が用いられているそうだ。 エコキュートの正式名称は「自然冷媒(C02) ヒートポンプ給湯機」。「冷媒に二酸化炭素を使ったものだけを『エコキュート』とよぶ」(235ページ)そうだ。大気がもっている熱も取り込むので、純粋な電気温水器に比べ3倍も効率が良いそうだ。 太陽光発電パネルはCPUと同じ半導体。このため、高温下では発電効率が落ちる。「最悪の場合、熱によって、出力が理想的な状態に比べ25%も低下」(274ページ)することがあるという。夏場のかんかん照りの時に発電量が上がるというわけではなさそうだ。