前作が、オリヴァーのこれまでの人生をたどる集大成のようなものだったので、次巻はどうなるのか、そもそもこのシリーズは続くのか、続いたとしてもスピンオフ的なものになるのでは? 危惧しておりましたが、いやはや本作もこれまでの流れにのったなかなかの圧巻でした。オリヴァーも時短で戻ってきました。 今回は、ピアの家族にかかわる話です。また、今回とりあげられている「サイコパス」もストーリー展開でうまく生きています。特にクライマックスの顛末ですね。 以下、ネタバレ要素をできるだけ控えて書きますので、先入観無しで読みたい方は飛ばしてください。 (ここから) サイコパスの中でもこの手のサイコパスは、常識的にはどうであれ、自分なりの規則であり正義のもとに動いています。そのため、あのときピアが突きつけたセリフは、サイコパスがなしていることの正当性を根本から覆すものであり、サイコパスに決定的なダメージを与えることになったのでしょう。 (ここまで) 次巻が楽しみです。