弓削皇子の話が面白い
マイナーな歴史上の人物が核になるの、大好きです。この巻は、あまり取り沙汰されない弓削皇子と紀皇女の恋愛がかなり中心です。この想像力に感心させられる。日本書紀に『急死』と書いてあるとき、あるいはすごく大事な出来事のはずなのに一切記述がない、等どこか不自然な書き方のときははだいたい訳あり…自殺だったり他殺だったり。よって我々に自由創造が可能になるから面白い。誰も見たわけじゃなし。ここが里中満智子氏の実力だと思います。
国の歴史書の編纂のことで持統天皇と柿本人麻呂が口論する場面は見もの♪最初はひょっとしたら男女関係仲になるのかしら、くらいに思ったくらいに柿本人麻呂は持統天皇に気に入られていたみたいなのにあらら~という結果に。とにもかくにも読みごたえあり。
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