BI、財政ファイナンスについて良い説明。

ベーシックインカムを入門レベルで勉強するには参考になる。 井上智洋さんは、「AI時代の新・ベーシックインカム論 (光文社新書)」も著わしている。 本書は、政府紙幣、財政ファイナンス、信用創造の説明は、理解を促してくれた。 結局、金融緩和政策と財政支出のポリシーミックスで不況からの脱出を行えば良いと改めて思えた。 財政赤字を増税で返済する必要のないことも教えてくれる点は、日本のマクロ経済政策に貢献している。 信用創造廃止論は、どのように具体的には実行するのか示されていないため、説得力に欠ける。 金融政策をコントロールできれば、不況脱出の有効手段の1つであるにも関わらず、信用創造ごと廃止を唱えている。 ベーシックインカムを実現するために信用創造を廃止しても、企業への融資そのものが無くなってしまう。 金融機関の融資の役割について念頭になかったものと思われるので、金融機関の融資についての本を別途お求めになることを推奨します。