話しは佳境に入ってきた。無神論者エルバスの恐ろしくも忘れがたい物語は面白い。上巻の感想でも言ったが、怪奇幻想と官能は表裏一体である。 「新たな悦楽が私たちの日々を満たした」という一行にも満たない表現では先に進めない。怪奇な部分がたなざらしだ。いまいち、盛り上がりがない。デカメロンなのかなあ。